学びラボ4U館林校です!
発音を勉強していると、
一つ一つの音をしっかりと発音しなければと考えてしまいがちですが、
実は英語では弱く、適当に発音する部分を作ることも大切になってきます。
ここまでに勉強してきた発音は全て
しっかりと強く発音されるときのものだったのです。
例えば学校でフラッシュカードなどを使って練習するのも
しっかりと発音されるときのものを練習しているわけなのですが、
いざリスニングなどで会話の中に出てくると、
「練習したときの発音と全然違うんだけど…?」
という現象が生まれます。
もちろん、それには「くっつく音」「落ちる音」などの影響もあるとは思いますが、
前置詞などは基本的にはその後ろにくる重要な情報(単語)を際立たせるために
「弱く、適当に」発音されるため、想像している音と異なって聞こえる可能性があります。
真面目な人ほど、一つ一つの音がしっかり聞こえてくるはずと考える傾向にあるので、
余計混乱してしまいやすいんですね。
単語練習の時に採用される
はっきりと発音されるときの音を「強形」と呼ぶのに対し、
この「弱く、適当に」発音される音を「弱形」と言います。
例えば前置詞の to を例に考えてみましょう。
単語練習のときには
「トゥー!トゥー!/túː/ 」
とかって練習すると思うんですけど、
I went to Shinjuku yesterday.
みたいな文の中では
「アイ/ ウェン / T / シンジュク」
のようにほぼ息だけの「トゥ /tə/」で聞こえてくるはずです。
(この発音のカタカナ表記が難しいので文中ではTと表記しました)
そして、体感的に80%くらいの割合で「弱形」が採用されます。
ほとんど口を開けず、母音の音もほとんど聞こえてきません。
このように、前置詞を学ぶ際には
実際に使用される機会が多い「弱形」を学ぶことも大切です。
会話の中で聞き取れなかったら、使えない知識になってしまいますもんね。
弱形になる主な単語とその音の具体的な例が載っている記事を載せておきますね!
この内容に関しては、言葉で説明するのがとても難しいのですが、
大切な言葉や情報を際立たせるためには「表拍」に単語を置いて
それ以外の機能的な言葉(文章の大意にさほど影響を及ぼさない言葉)は「裏拍」に置きます。
そしてこれは、最初のうちは自分で考えながらやるのは難しいので、
とにかく耳で聞いたときのリズムを真似るといいかと思います。
ここに関しては、動画で確認した方が分かりやすいと思うので、
ドクターDイングリッシュ先生に任せます!
英語を教えていると、
力をつけてほしいという思いあまり、
有益な情報をたくさん詰め込んでトレーニングをたくさんしないと!
という意識に傾いてしまうことがあります。
でも、やっぱり楽しいのが一番なんですよね。
私が教えたり、できるようにサポートできることなんてほんの僅かです。
英語は自分で学びたいと思って学ぶ量の方が教わる量よりも圧倒的に多いです。
だからこそ、たくさん楽しい思いをして、
「もっと自分でも学んでみたい!」
といかに思ってもらえるかが勝負だと思っています。
もっと先に進みたい。
もっと早く進みたい。
もっといろんなことを表現したい。
そんな風に思ってもらえるように、
これからも楽しい英語の授業を作っていきます!
ではまた!