学びラボ4U館林校です!
本日は長い文でもしっかりと言いたいことが伝わる内容で英語を話せるようになる
ある一つの「意識すべきこと」をお伝えしようと思います!
というのも、本日の感想の中である受講生の方が
「英文の構成が分かるようになりました」
と書いてくださったことがきっかけです。
本日のレッスンの中で、その受講生さんはこんな長い英文を即興で発話されました。
Which is cute, dogs or cats?(比較級は未習のため、cuteと質問しています)
と私が質問したときに
I think dogs are cute because I don’t have a dog but my cousin has a dog.
とお答えになられました。
because を使った理由の説明の練習の中での発話だったのですが、
これほど長い英文をその場でサッと考えて発話できるのはすごいことだと感じました。
このときに手がかりとした内容こそ、スピーキングの際に意識するべき情報です。
それは「情報提示の順番」です。
英語では情報提示の順番がかっちりと決まっています。
日本語では「格助詞」の働きによりどの順番に情報をおいて話しても
「私の妹がね」(これは主語だな)
「昨日」(これは時間のことだな)
「リビングで」(これは場所のことだな)
「テレビを」(これは目的語だな)
「見てたんだけど…」(これは動詞だな)
と判断することができます。
(もちろんそんなことは意識して理解はしませんが)
ところが英語では情報提示の順番がかっちりと決まっています。
その主たる順番は以下の通りです。
「誰が」「どうする」「何を」「どのように」「どこ」「いつ」
この通りに英語の単語を当てはめていくのが基本です。
「時制が間違っている」
「単数形と複数形が混同されている」
「必要な前置詞が抜けている」
などのミスがあっても、この語順さえ合っていれば、おおまかな意味はしっかり伝わります。
この情報提示の順番が、日本語の一般的な情報提示の順番と大きく異なるので
「どの単語を使うべきか?」
と考えるのと同時に
「どの順番で単語を置いていくべきか?」
と考えなければならず、脳がマルチタスク状態になってしまうのが英語が話しにくい原因の一つになっています。
そこで、どういう順番で情報を提示していけばいいかをサポートすることで
話者は「どの単語を置けばいいか」ということに意識を集中させることができ、
グッと英語の話しやすさが変わってきます。
その状態で練習を続けていくうちに、英語の情報提示の順番が少しずつ馴染んできます。
「次はこの情報を教えて」
とナビゲートするだけで遥かに楽になるわけです。
一人で学習するときは、ライティングでこの語順表を横に置いておくと良いかと思います。
日本語と大きく異なる英語だからこそ、
話すときの負荷を減らす工夫をしていきましょう!
ではまた!