ここが変だよ英語発音!【くっつく音】

発音/準備コース

英語は書いてある通りには聞こえてこない!?

学びラボ4U館林校です!

真面目に単語の発音の練習を頑張ってきたのに、文になると全然違って聞こえる!

こんな経験はないでしょうか?

英語の単語は相互に影響を与え合っているので、

前や後ろに来る単語によって音が少しずつ変化していきます

この変化にはいくつかのパターンがあるのですが、

これを知らないで英語を学んでいくと

英語を聞いてもさっぱり分からなかったけど、テキスト見たら自分の知っている簡単な単語だった…がびーん

と、打ちひしがれることが多くなってしまいます。

リスニングの力を向上させていく上でも、

こうした音の変化を学んでいくことが重要になっていきます。

これを、「英語の音に関するルール」ということで「英音法」と呼んだりします。

「単語」「文法」「発音」と英語の力を伸ばしていくために取り組むべきことの中に

ぜひ「英音法」も加えていきましょう!

 

An apple は「アナポォ」!?

さて、今回はそんな英音法の中でも

単語と単語がくっついて発音される「音の連結」について学びました!

ある単語の最後が子音の発音で、

なおかつそれに続く次の単語の先頭が母音の発音であるときに、

この2つは音の足し算が起こるというルールです。

例えば、an apple という2つの単語で考えていきましょう。

ここからは音の解説について、発音記号ではなく

便宜上カタカナで書いていきますが、ご容赦ください。

an apple → アン アポォ

本来はこうして別々に発音されるべきところですが、

(そして私たちはそれを期待して単語を練習しているわけですが)

ところがどっこい、an の最後の”N” の音と、appleの最初の”A”の音がくっつき、

“NA” という音を生み出します。

anapple → アポォ

こうしたルールを知らないで

appleはどんな時でも「アポォ」と聞こえてくるはずだと思い込んでしまうと、

リスニングの際に一生懸命勉強したはずの単語が出てきても

知っている単語として認識できなくなってしまいます

そして、これが英語のスピーキング習得までの最初の段階である

「音声知覚」を鍛える重要なポイントになります。

「英語の単語は、前後の単語によって音が変化することがある」

このような柔軟な発想で、幾つも音の変化のパターンをインプットしていくことで、

ようやくアウトプットにも自然と現れるようになってきます。

音はくっつく

知っているだけでなく、度重なるインプットが大切です。

 

大量のインプットは無駄ではない!?

何かとアウトプットの重要性が強調されているのを目にしますが、

アウトプットだけが大切なのではなく、インプットとのバランスが大切なのです。

今まで、アウトプットが全くない状態が日本の英語学習の傾向だったので、

インプットばかりの学習が悪者にされがちですが、

インプット学習は絶対に必要です。

今回のように、英音法の存在を「知識」として分かっていても、

それと実際に「分離して聴き取れる」技術は全くの別物です。

この「技術」を身につけるためには、

大量のインプットと良質なアウトプットが必要になってきます。

ここら辺の話については、樺沢紫苑氏が非常に分かりやすく説明をされています。

特に『インプット大全』『アウトプット大全』の二冊は良著で、

これからよりよく学んでいきたいと願う全ての人にためになる内容が書かれています。

この方の理論は、Constructivism (構築主義)という学習理論を土台に

非常に科学的にできていると感じています。

 

私が未熟なせいで、色々と混乱をさせてしまったかもしれません。

率直なフィードバックありがとうございます!

先述した通り、「パッと答えられる」という「技術」を身につけるためには

大量のインプットが前提に必要となります。

今は、「英会話って楽しい!」という経験をなるべく多く積んでもらおうと、

アウトプット活動の時間に当てていますが、

それが混乱させる原因となってしまっているのかもと反省させられました。

それでも、「最近YouTubeで英語のものを見ているのですが…」というお話は

本当に嬉しく思いました!!!

(あの時、その嬉しさを伝え忘れました…)

日々の生活の中に、少しずつ英語が入り込んできているという環境の変化は

とても素敵ですし、英語の力を楽しみながら伸ばしていく上では効果的です。

今後も、「できた!」の上に「楽しい!」が作れるよう精進していきます。

今後もぜひ、まっすぐな感想をいただけると学びになります!

意識していることは、積み重ねると自然にできるようになる

自然に、パッと物事ができるようになるまでには、

何度も何度も頭の中で手順を反芻しながら、

ゆっくりと繰り返し練習していくことが必要です。

この時、時間がかかったり、間違えが起こったりするのは当たり前のことです。

ここで焦ったり、手順をすっ飛ばしたりせずに

丁寧に何度も辛抱強く取り組んでいく「粘り強さ」が成功への近道です。

英語ではGRITと表現され、成功者に共通している特徴だということを

アンジェラ・リー・ダックワース氏が語っています。

この中で説明されているGrowth mindset というのは、

日本語に訳すと「成長志向」となり、

Fixed mindset と対になる思考の習慣のことです。

英語を習得できる人の多くは、このGrowth mindset のもとで

失敗することを「学び」と捉えながら何度も取り組んでいきます

間違えることに×をつけることなく、

間違えても○をつけながら、

今日も一つ失敗事例を学んだ!」と前向きに考えながら、

どこまでも英語学習を楽しんでいきましょう!

ではまた!

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