知識の消化不良を起こしている日本人

学びラボ4U館林校のRyoです!

今日は英会話を習得するために絶対に押さえておきたいことについてまとめていきます。

まず、大前提として、

英語を話せるようになるためには、英語を話す練習が必要である

ということをお伝えしておきます。

泳げるようになりたければ泳ぐ練習が必要であるのと同じように、

技術の習得という観点から見れば、当たり前の話です。

ところが、多くの日本人が「インプット過多」になっている現象が見られます。

学校のテストの勉強などで、どんどんインプットを重ねていくうちに、

使えない知識ばかりが増えていってしまっています。

使い方が分からない道具をいくつも持っているとどういうことが起こるか。

本当に必要な道具が必要なタイミングで取り出せなくなるんです。

これは諸説あるのですが、ある一節にはネイティブの日常会話の90%は

700語で占めているというデータがあります。

※動詞の変化や品詞の派生は1語とカウントするようです

中学校3年生までに覚える単語はおよそ1200語。

つまり、中学校までの単語をしっかり使いこなすことができれば、

本来は日常会話くらいなら事足りるはずだということです。

ところが、高校で3000語に到達してもなお、英語を満足に話せないと落胆する人がいます。

こういう人は、一度インプットばかりの学習をストップしてみるといいかと思います。

そして、すでに知っている単語や文法を使いこなす練習を取り入れましょう。

学びラボ4U館林校では、テストなどの必要性がない限り、

単語のインプットはほとんどしません。

使いこなせないうちは知識は少ない方がいいからです。

と言ってしまうとちょっと乱暴なのですが、

すでに知っている単語や文法をどう工夫して使っていくかを覚えていくためには、

選択肢はなるべく少ない方が選びやすいんですね。

なので、そこを無理に広げることはしません。

ただし、インプットが必要でないということが言いたいわけではありません。

その時々で必要となる単語はインプットしていってもらいます。

会話の中で使うためにインプットするのです。

インプットとアウトプットをバランスよく回すことが大切なのですが、

今の現状をみると、思い切ってアウトプットの比重を多めにとってしまった方が

いいのではないかと感じる人がたくさんいます。

大人英会話コースでは、このアウトプットにProblem-Based Learning (PBL) を採用しています。

Problem-Based Learning (PBL)とは?

日本語では問題解決型授業などと呼ばれており、

従来の講義型授業よりも学習効果が高いことが研究データから明らかになっています。

個人、もしくはグループで学んだ知識を使って

問題の解決を図るタイプの授業スタイルをPBLと呼びます。

今回はこれまでに学んだ接続詞を使いながらコンセンサスゲームを行いました。

コンセンサスゲームとはグループ内であるトピックに対して、

バラバラの意見を一つにまとめていく活動です。

今回のテーマは「雪山で遭難したときに必要なもの」です。

自分の意見を英語で説明していく活動にチャレンジしましたが、

これが非常に難しいわけです。

自分の言いたいことを英語で伝えるためにはどうしたらいいだろうと頭を悩ませながら

皆の意見を一つにまとめていかなければいけませんので

これは非常に大変です。

もちろん、できないこと、失敗がいくつあってもいいわけです。

学びはここから生まれます。

一時間では収まらなかったので、次回も引き続き同じテーマで活動します。

協力プレイを楽しみにサポートしていこうと思います!

ではまた!