学びラボ4U館林校です!
今回のレッスンで素晴らしいことがあったので共有します。
本コースの受講生の方のお一人が
What did you do today?
の質問に対して、非常にレベルの高い英語で説明をしてくださり、
急激な成長に皆が驚いたという出来事です。
私が素晴らしいなあと感じた英語表現をいくつか紹介します。
I made a call to many companies.
I returned to the company at 5 p.m.
I delivered goods to supplier companies.
make a call, return, deliver, supplier などの単語は
今までのレッスンの中では一度も使ってこなかったので、
「なんでこんなに表現の幅が広がっているんですか!?」と
本当に驚きました。
すると、以前私がお勧めした、
「日々の活動を英語にしたらどうなるかをふとした瞬間に考えてみる」
ということに取り組まれていたそうで、
「これなんていうのだろう?」と感じた時に
すぐにその場で調べて学んでいたとのことでした。
英語は「母語」「第2言語」「外国語」の3つに分けられます。
母語:その国で話されている言語が英語の場合(アメリカ、カナダ、イギリスなど)
第2言語:母語とは別に公用語として英語が設定されている場合(シンガポール、フィリピンなど)
外国語:その国で英語が日常的に全く使われない場合(日本、韓国、中国など)
日本で英語を学ぶ際は「外国語」として学ぶことになります。
その際に大切なことは、
「日常生活の中に英語に触れる時間を編み込んでいく」
ということです。
週に一度通っていただいているこちらのレッスンも、
もちろんその一つになりますが、
週に一度、一時間のレッスンで外国語が習得できるようになるまでには
なかなかの時間がかかってしまいます。
下の表はCambridgeが提唱している英語の勉強時間です。
参照:https://support.cambridgeenglish.org/hc/en-gb
A1〜C2というのはCEFRという英語力をはかる世界的な指標とされているものです。
例えば、A1は英検3級相当となっているのですが、
ここに到達するためには、およそ100時間が必要だとなっています。
ところが、上の表は英語に似た特徴を持っている
ヨーロッパの言語圏の人たちにとっての指標であり、
日本語と英語の全く異なる特質から、日本人は表の2倍の時間がかかると言われています。
なので、英語を0から学び始めた方がA1に到達するためには
200時間必要だと言われており、そのためには週一回、1時間のレッスンに
200週間通わなければいけなくなります。
大体一年間で50週近くあるわけなので、ざっと見積もって4年間通う必要があります。
ちょっと時間がかかりすぎている印象があります。
だからこそ、当教室の役割としては
自分でも英語を学んでみたいと思えるような提案をしていくことにあると思っています。
自分で英語を学ぶことができたら、もっと成長までの時間が短縮されるからです。
事実、別のコースになりますが、発音/準備コースの受講生さんたちは
自分でYouTubeの英語動画を見て勉強されたり、
単語帳を買って練習されたりするようになっていました。
こういう変化は本当に嬉しく感じます。
かといって、当教室では「宿題」や「課題」を出すことはしません。
学びとは自ら取り組んで、組み立てていくもので、
誰かに強制されるものではないからです。
科学的に証明されていることです。
その受講生さんの変化を見て、
今回感想に「私もやってみよう」という感想を書いていただいたことも
とても嬉しいことでした。
こうして学びの輪が広がっていくのは理想的な学習コミュニティのあり方だなと。
今後も様々な知的好奇心を刺激するような仕掛けを用意しながら、
学習者さんの「想い」の上に学びを創り上げていきます。
それではまた!