英語を聞き取るための2つのステップ

学びラボ4U館林校です!

今日は「英語のリスニング力を伸ばしたい!」という受講生の方の声に対し、

詳しく解説をしましたのでそれをシェアしたいと思います!

「英語の力を伸ばしたい!」

という気持ちは、英語を学習していく上で不可欠ですから、

こうした気持ちが声に上がってくるのはとても素敵なことですよね。

その気持ちに、本気で答えていこうと思います!

STEP1:音声知覚

英語が聞き取れない原因は人それぞれですので、

細かい分析やヒアリングなしに一概に特定することはできないのですが、

リスニング力を向上させる大きな指標として2つあります。

その最初の一つが「音声知覚」です。

これは耳から聞こえてきた「音」を自分の知っている「英語」と結びつける活動のことです。

英語の発音は、私たちが学校で習わないようなたくさんのルールが存在します。

強弱によって音が変化したり、前後の単語によって聞こえ方が異なります。

これらのルールをまずは知識として理解をし、意識的に繰り返しトレーニングすることで

無意識のうちにもこれらの音声変化が脳内で補完されるようになることで

聞こえてきた「音」とすでに知っている「単語」が結びつくようになります。

ここでは主に5つの音声変化を紹介したいと思います。

①連結  ②脱落  ③弾音化

④同化  ⑤弱化

これらの音の変化により、私たちが文字(スペル)から期待している音と

実際に聞こえてくる音の間にズレが生じます。

このズレを小さくしていくことがまずは必要です。

特に、大人になってから英語を学習し始めた場合、音よりも文字が優勢な状態で

学習をすることが多いので、こうした「音」の側面に着目して

英語を学んでいくことは非常に効果的です。

STEP2:意味理解

次に、音声として知覚した英語を理解していく段階です。

ここでは、英語が流れてくる順番に英語を理解していく思考方法を身につけなければいけません。

日本では「訳読式」と呼ばれる英語の精読の方法がありますが、

英語と日本語の語順の違いにより、正確な日本語に訳そうとすると、語順の入れ替わりが生じます。

これを常に続けていくと、「返り読み」という習慣が身についてしまいます。

そして英語を逆から読み解いていかないと理解ができないという現象が生じます。

ところが、これでは次から次に流れてくる英語を聞き取りながら理解することはできません。

そこで、英語を流れてくるままに前から理解していく習慣をつけなければいけません。

その思考方法を身につけるために必要なのが「スラッシュリーディング」や「サイトトランスレーション」という学習方法です。

画像参照:https://dokugakuenglish.com/reading/slow-reader/

これらは英文を意味の塊ごとに区切りながら前から理解していく練習のことです。

これをすることにより、英語を前から理解していけるようになり、

英語のリスニング力も向上します。

英語のリスニングの基礎は、英語のリーディングをどのような思考のプロセスを経て

理解しようとしているかに大きく起因しています。

学びラボ4Uでは、テスト勉強においてすら、

この前から英語を読み解いていく方法を徹底して勧めています。

でなければ、実用的な英語の力は身につかないからです。

画像参照:https://dokugakuenglish.com/reading/slow-reader/

まとめ

以上のようにリスニングには

①音声知覚

②意味理解

の2つのフェーズがあり、それぞれでどのような学習活動をすればいいかが異なります。

まずは自分がどこでつまづいているのかを分析し、

それに対して最も効果のある学習方法を選択することが大切です!

ではまた!