心の動きに着目して英語を見る

学びラボ4U館林校です!

今回は「〜がほしい」「〜したい」という表現について

使い方を練習しました!

それぞれの表現は以下の通りです。

I want 〇〇.

「〜がほしい」

I want to △△.

「〜がしたい」

見て分かる通り、使われている動詞は

want」という動詞になっています。

その根源的な意味をAloha English さんのサイトから拝借すると、

以下のようなイメージになります。

参照:https://www.alohaenglish.jp/vocabulary-want/

「〜がほしい」という気持ちも、

「〜がしたい」という気持ちも、

どちらも足りないものを補う意志からくる気持ちになります。

そのため、どちらの表現にもwant が使われているということです。

ところが、後ろにくるものが

「もの」なのか「行動」なのかによって、

日本語でも「〜がほしい」「〜がしたい」と表現が分かれるように

英語でも多少の変化が起こります。

それが「不定詞の名詞的用法」というものです。

こちらに関しては、私の尊敬している時吉秀弥先生が

認知文法の見地から分かりやすく説明してくれているので

私が改めて解説するまでもないかなと。

 

とにかく丸暗記!

という方法で英文法を学んでいる人は、

ぜひこの認知文法という分野で文法を学び直すとよいかと思います。

「なぜその文法はそういう構造なのか」

「どういうイメージが派生してその用途につながっているのか」

など、人の認知に着目しながら、毎回納得して文法を学んでいくことができます。

ただし、大切なのは「文法を理解した」で足を止めないことです。

理解していてもできないこと」は無数にあります。

実際の英会話に繋げていくためには、

理解したことを「できること」に繋げていくための練習が必要です。

そこで、「ほしいもの」「したいこと」を

「もの」がほしいのか、「ある行動」がほしいのかを考えながら、

文法を調整して表現していく必要があります。

ここでは、何度でも間違えてOKです!

大切なのは、間違えたときに

どのようなルールに基づいて、正しく直されるべきか

に自覚的になることです。

I want go to Hawaii in summer.

と発言したときに、先生に

I want to go to Hawaii in summer.

と直されて、「ああ、そうなんだ!」で終わってしまっては

間違いは間違いのまま終わってしまいます。

ここで、「なぜ to が必要なんだ?」と思考することが次に繋がっていきます!

 

理屈が分かれば認識できる違いがある

発音に関して言えば、「練習」の中に

「発音理論」を混ぜ込むことで認識できるようになる音の違いがあります。

知らなければ認識できなかった「母語には存在しない微妙な音の違い」です。

hard と heard の音の違いは、知らなければ気づかずに通り過ぎてしまいがちです。

Rに関わる音には実は複数の種類があるのですが、

その一部を非常に分かりやすく解説してくれている

ドクターDイングリッシュ先生の動画を載せておきます。

発音の話って文字ベースだとすごく伝わりにくいので、

こういう有益な動画を紹介するのが一番効率がいいですね!

ここでお伝えしておきたいのは、

できるようになるための練習も大切だけど、

理論や理屈を分かった上で質の高い練習に取り組むことで

学習効率が上がり、応用の幅が広がる

ということです。

闇雲に真似をしたり、なんとなく数をこなしているだけでは

なかなか気付けないこともあります。

大量のインプットと、良質なアウトプットをうまく繋げながら

実際に使えるようになるための練習の場が提供できるよう

今後もレッスンを工夫していきます!

それではまた!