三単現のSの3つの条件とは!?

学びラボ4U館林校です!

三単現のSってややこしいですよね…。

私が教員をやっていたときは、多くの生徒がここで躓き、

そして英語を嫌いになり始める登竜門的な存在でした。

まず、大前提として、

三単現のSは忘れてしまってもコミュニケーション上はほぼ問題ない!

ということを押さえておくといいかと思います。

学校のテストでは減点対象となりますが、

正しく運用できるまではかなりの練習量を必要として、

もちろんその過程でたくさんの間違えが発生するわけですから、

今振り返って思えば、最初のうちは

テストの減点対象とする必要もなかったかなあと反省しています。

さて、そんな三単現のSが発生するためには3つの条件があります。

この3つの条件の全てを満たさないと三単現のSは発生しません

その3つの条件とは以下の通りです。

①主語が三人称であること

②主語が単数であること

③現在形(習慣や事実)であること

最初のうちは、これらを一つ一つ吟味しながら

ゆっくりと慣れていけばOKです。

なので、いざスピーキングのときに三単現のSを正確につけられるようになるまでには

この3つの吟味があっという間にできるようになる必要がありますから、

必然的に時間がかかって当然ですし、

最初のうちはポロポロと落ちてしまっていいのです。

①三人称とは?

まず、三人称とは何かを確認しましょう!

結論から言えば、「私」と「あなた」以外のすべてのものは三人称です!

「私」のことを一人称、

「あなた」のことを二人称、

そしてそれ以外のすべてのものは三人称と呼びます。

英語で言えば、I (We)とYou 以外のすべての対象が三人称となります。

つまり、この世のほとんどのものは三人称に該当するわけですね!

②単数とは?

「つまり、ほとんどの場合が動詞にSをつけるのか!」

と早合点しないでくださいね。

まだまだ、条件を一つ満たしただけです。

さらに二つの条件を満たさなければいけません。

その二つ目は単数であることです。

言い換えれば、一人や一つのものが主語である場合ということです。

例えば、

My brother

は三人称であり、単数なので①②の条件も満たしていますが

My brothers

は三人称ですが、複数形のSが付いているので①の条件は満たしていても②の条件は満たしていません

よって、My brothers が主語に来たときには動詞にはSはつかないことになります。

さて、三つ目の条件を見てみましょう。

③現在形であること

三つ目の条件は現在形であることです。

現在形とは「昨日も今日も明日も基本的に変わらないこと」に対して使われる表現でしたね。

つまり、「習慣や事実」を表す文法でした。

例えば、先ほど①②の条件を満たしたMy brother を例に挙げてみると

My brother plays baseball.

「私の弟は(昨日も今日も明日も変わらず)野球をします」

という習慣を表しているので動詞にSがつきます!

ところが

My brother played baseball three years ago.

「私の弟は三年前は野球をしていました」

という文では「過去のこと」を表しているため、現在形ではありません。

そのため、動詞にSはつきません。

このように、

①主語が三人称であること

②主語が単数であること

③現在形であること

という3つの条件を一つ一つ満たしていったものだけが

動詞にSを伴うわけです。

最初は丁寧に一つ一つ確認していきながら練習しましょう!

間違えてもOKの気持ちで

それではまた!